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サイバーセキュリティ研究者を支援する自律型AIアシスタント「Crogl」が登場

概要

AIエージェントがIT業界に進出する中、スタートアップのCroglが自律型アシスタントを発表しました。これはサイバーセキュリティ研究者が日々のネットワークアラートを分析し、セキュリティインシデントを特定・修正するのを支援します。

CroglのCEOで共同創業者のモンジ・メルザは、このアシスタントを研究者のための「アイアンマン・スーツ」と表現しています。すでに大企業や組織で導入されており、プライベートベータからの正式リリースと共に3000万ドルの資金調達も発表されました。

資金は、Menlo Venturesが主導する2500万ドルのシリーズAと、Tola Capitalが主導する500万ドルのシードから成ります。ニューメキシコ州アルバカーキに拠点を置くCroglは、資金を使って製品と顧客基盤の拡大を目指します。

メルザは、セキュリティアナリストが一日に最大で約24件のアラートしか処理できない一方で、4500件ものアラートが発生する現状を指摘。市場のツールは人間のようにアラートを評価できないと考えています。

Croglは、ビッグデータと大規模言語モデルのパラメータを活用し、「ナレッジエンジン」を構築。プラットフォームは疑わしい活動をフラグし、自然言語でのクエリも可能です。将来的には、アラートだけでなく修復作業にも対応する可能性があります。

投資を主導したMenloのティム・タリーは、創業チームの経験を高く評価し、製品デモを見たことで投資を決定しました。メルザのセキュリティに関する知識が反映された製品だと感じたとのことです。

ポイント

  1. AIアシスタント「Crogl」はサイバーセキュリティ研究者の作業を支援する。
  2. 同社は3000万ドルを調達し、製品の改善と顧客基盤の拡大に注力。
  3. 「Crogl」は異常検知を支援し、分析や傾向抽出を自然言語で可能にする。

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参照元について

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