概要
Robloxは、クリエイターが生成AIを使用して3Dオブジェクトを作成できる「Cube」の初版を発表しました。
このオープンソース版は、プラットフォーム外の誰でも利用可能で、独自のデータセットを使ってモデルをトレーニングしたり、プラグインを作成したりできます。
Cubeの3Dメッシュ生成機能はベータ版として提供され、クリエイターは単一のプロンプトで3Dオブジェクトを生成できます。
例えば、「黒いストライプのオレンジのレーシングカーを生成」といった具合です。
Roblox Studio内で、生成したアイテムをさらに調整することも可能です。
また、Robloxはテキスト生成、テキスト読み上げ、音声認識の3つのAIツールも発表し、今後数ヶ月で導入予定です。
テキスト生成ツールは、プレイヤーがNPCと会話できる機能を提供します。
テキスト読み上げ機能は、ナレーションやNPCの発話を可能にし、音声認識はプレイヤーが音声コマンドを使用できるようにします。
将来的には、より複雑なオブジェクトのメッシュ生成やシーン生成ツールも計画されています。
Robloxの長期的な目標は、オブジェクトやシーンが完全に機能する「4D創造」を実現することです。
このような生成AIツールは、クリエイターが迅速に作業できるようにし、インディー開発者が大規模なプロジェクトに取り組む手助けをすると考えられています。
しかし、業界内ではAIの使用に対する懸念もあり、30%のゲーム開発者が生成AIがゲーム業界に悪影響を及ぼしていると感じています。
2026年までに、ゲーム関連の職業の13.4%がAIによって影響を受ける可能性があるとの予測もあります。
ポイント
- Robloxは、クリエイター向けにAIを活用した3Dモデル「Cube」を発表した。
- Cubeのメッシュ生成機能により、簡単なプロンプトで3Dオブジェクトを作成可能。
- Robloxは他にもAIツールを発表し、ゲーム開発の効率化を目指している。
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