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中東・アフリカの金融インフラを革新するフィンテック企業Enzaの挑戦

概要

ドバイ拠点のネットワークインターナショナルは、過去10年間で中東・アフリカ地域で支払い処理サービスを提供する大手企業となったが、最近、新たに設立されたフィンテック企業Enzaが注目を集めている。

Enzaは、元ネットワークインターナショナルの幹部であるハニー・フェクリ氏とハミッシュ・ヒューストン氏によって2022年に設立され、銀行やフィンテック向けに現地の決済インフラを提供している。特にアフリカ市場に焦点を当て、カード、ウォレット、リアルタイム決済などのソリューションを提供する。

Enzaの戦略は、銀行とフィンテック双方に対応する広範なアプローチを取っており、特にアフリカの中小企業や未銀行化の事業者に低コストでの決済受け入れを提供。これにより、銀行との長期的な関係構築が可能となり、さらには融資や保険といった他の金融サービスの提供へとつなげていく。

また、Enzaは地元のカードネットワークやリアルタイム決済インフラと連携し、銀行に透明性と規制遵守の支援を行い、金融エコシステムのスケールを促進している。現在、同社はアフリカの6市場で10百万件以上の月間取引を契約し、年々取引量が増加している。

Enzaは創業以来、自己資金で運営し、最近6百万ドルのシード資金調達を完了。今後はチームの拡充と新製品の展開に資金を投入する予定だ。

ポイント

  1. Enzaは銀行とフィンテック向けにインフラを提供し、地域に合わせた多彩な決済を展開
  2. 銀行とフィンテックを支援しつつ、革新的な低コスト決済と長期的関係を構築
  3. 深い業界経験を活用し、高品質な銀行との契約を拡大し市場で急成長

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参照元について

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