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欧州スタートアップに再注力:Daphniが新ファンド「Daphni Blue」初回クローズで2億ユーロ調達

概要

フランスのVC企業Daphniが新ファンド「Daphni Blue」の初回資金調達を発表し、2億ユーロ(約215百万ドル)を集めました。年末までに最大2.5億ユーロ(約270百万ドル)の調達を目指しています。

Daphniは2015年以来、70の欧州スタートアップに投資しており、これまでの主な実績にはBack Market、Swile、Hubcycle、Pasqalが含まれます。新ファンドではさらに40のスタートアップを支援する計画です。出資者にはCrédit Mutuel Arkéa、Bpifrance、欧州投資基金などが含まれています。

創設者のPierre-Eric Leiboviciは、投資に際して「差別化と持続可能性」を重要視する姿勢を強調。次のイノベーションの波として科学分野(生命科学、物理、化学、数学など)に焦点を当てたいと述べました。特に量子コンピューティングや言語モデルを数学的なブレークスルーだと位置づけています。

そのため、Daphniは博士号保有者など、科学的な専門知識を持つプロフィールを投資チームに加えています。また、若い研究者が自身の研究を商業化する傾向が増していることから、この新しいトレンドにも対応する意向です。

ファンド運営の成果が問われる中、Leiboviciは資金調達が目的ではなく、「利益還元と事業の出口戦略」が最終目標だと述べています。

ポイント

  1. フランスのVCファームDaphniは新しいファンドDaphni Blueの初回クロージングを発表、2億ユーロを調達。
  2. Daphniは40社のスタートアップに投資予定で、主な投資家にCrédit Mutuel Arkéaなどが参加。
  3. Daphniは次の革新の波として生命科学や物理学などの基礎科学に重点を置いている。

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