概要
Googleは、イギリスでユーザー選択請求制度を導入することを発表した。
この制度により、Google Playの開発者はGoogle独自の請求システム以外の請求オプションを使用できるようになる。
導入日は3月29日で、当初はゲーム以外の開発者のみが対象となる。
開発者が代替請求オプションを選んだ場合でも、Google Playの請求を完全に置き換えることはできない。
代替の請求オプションを利用する開発者は、Googleに支払う手数料が4%割引される。
通常、Googleはアプリ内取引や有料ダウンロードに対して最大30%の手数料を取っている。
Googleはこの変更を発表するブログ投稿の中で、90%以上の開発者がGoogle Playの請求に満足していると主張したが、選択肢がより多く欲しい開発者もいることを認識していると言及した。
この動きは、2022年に遡る競争市場局(CMA)による調査への対応でもある。
CMAは、モバイルエコシステムに関する報告書を発表し、GoogleとAppleの市場支配力についての規制の目が向けられる可能性があるとした。
2023年には、Googleがユーザー選択請求を提供する提案を行い、CMAはそれに対するフィードバックを求めた。
最終的にCMAは、GoogleとAppleに対する調査を終了し、デジタル市場競争法などの規制改革を通じてこれらの企業を監視する意向を示した。
現時点でGoogleは、アメリカおよびインド、オーストラリア、日本などでもユーザー選択請求を許可しており、イギリスと同様の手数料率が適用されている。
ポイント
- Googleは英国でユーザー選択課金を導入し、非ゲーム開発者に選択肢を提供。
- 代替課金を選ぶ開発者は、Googleへの手数料が4%割引される。
- この変更は、競争当局の調査に対する長年の対応として実施された。
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