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米LimeとRedwood Materialsがバッテリーリサイクルで提携し持続可能な循環型社会へ

概要

ライム社は、電動スクーターや自転車に使用されるバッテリーをレッドウッド・マテリアルズに送る合意を結びました。

この契約により、レッドウッドは米国、ドイツ、オランダのライムのシェアスクーターおよび電動自転車のバッテリーリサイクリングの独占パートナーとなります。

合意はライムが運営する全地域をカバーしているわけではなく、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの都市も含まれています。

これまでライムは他のリサイクリングパートナーシップを持っていましたが、今回が北米でのバッテリーリサイクリング企業との初の直接的な関係です。

レッドウッド・マテリアルズは、元テスラCFOのJB・ストラウベル氏が創業した企業で、使用不可になったバッテリーから鉱物を回収します。

回収された鉱物はバッテリー製造プロセスに再導入され、採鉱や精製の需要を減少させる循環型ビジネスモデルが核となっています。

この取り組みは、ライムの持続可能性目標にも合致しており、2030年までの脱炭素化を目指しています。

ライムは2019年のベースラインから59.5%の排出削減を達成し、2024年の炭素排出結果を5月に報告する予定です。

ライムの持続可能性担当副社長アンディ・サベージ氏は、この協力が責任あるリサイクルを促進し、循環型供給チェーンを築くための重要な進展であると述べています。

さらに、ライムは英国のゴミやフランスのボルトRとも提携し、バッテリーセルを「第二の人生」に活用する取り組みを行っています。

レッドウッド・マテリアルズは、ライドシェア企業のリフトやその他のマイクロモビリティ企業とも提携し、バッテリーリサイクリングを進めています。

ポイント

  1. Limeは米独蘭の電動スクーターとeバイクのバッテリーをRedwood Materialsに独占的にリサイクル委託。
  2. Redwoodは使用済みバッテリーからリチウムやコバルト等を回収し、素材を再び製造に活用する。
  3. Limeは2030年までに事業の脱炭素化を目指し、持続可能なバッテリー循環利用を強化している。

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参照元について

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