紅海の海底ケーブル損傷でAzureを含む複数国のネット接続障害、修復作業長期化も

概要

マイクロソフトは、Red Sea（紅海）で複数の海底ケーブルが切断されたことにより、Azureクラウドのクライアントに遅延が生じる可能性があると発表した。

同社によれば、中東を経由したり、アジアや欧州で終点となる通信に影響が出たが、ケーブルを切断した人物やその理由については言及していない。

海底ファイバーの復旧には時間を要するため、影響緩和のためにルーティングの監視・調整・最適化を継続するとしている。

土曜夜には、Azureに関連する問題は検出されなくなったとマイクロソフトは報告したが、NetBlocksはインドやパキスタンなど複数国でネット接続の品質低下を確認している。

AP通信によると、イエメンのフーシ派はイスラエルに圧力をかける紅海キャンペーンの一環としてケーブル攻撃を否定している。

ポイント

1. 複数の紅海海底ケーブル切断でAzureに通信遅延が発生とMicrosoftが発表
2. 中東経由やアジア・欧州向けトラフィックの影響が報告された
3. インド・パキスタン含む複数国でも接続障害が発生、フーシ派は関与否定

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