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テスラCEOマスク氏、最新FSD更新で「運転中にスマホ操作可能」と発言、違法行為を助長する恐れ

概要

テスラのCEO、イーロン・マスク氏は、同社の最新の「フルセルフドライビング(FSD)」運転支援ソフトウェアを使用することで、運転中にスマホを操作することが可能だとXで投稿した。しかし、これは多くの州で違法である。

マスク氏は、FSDの新しい更新版を使用した際に、運転中にスマホを使っても警告が表示されないことに気づいたユーザーに返信し、更新内容により「周囲の交通状況によっては可能」だと説明。しかし、詳細は明かされていない。

アメリカのほとんどの州では、運転中のスマホ操作は禁止されており、半数の州では手持ちの電話の使用も違法である。FSDは自動運転ではなく、運転支援システムに過ぎないため、ドライバーは常に車両の操作に備え、手をハンドルに置く必要がある。

また、FSDは赤信号を無視したり、車線を誤って走行したりする事例が報告されており、米国道路交通安全局(NHTSA)はこれを調査している。さらに、カリフォルニア州自動車局との間で、FSDの誤解を招く宣伝に関する法的争いが続いており、今年末までに裁判所の判断が下される予定である。

ポイント

  1. イーロン・マスク氏は、新しいFSDソフトウェアで運転中にスマホを使うことが可能だと発言
  2. FSDは完全自動運転ではなく、ドライバーの監視と操作が求められる支援システム
  3. 米国道路交通安全局はFSDソフトウェアに関する事故や信号無視を調査中

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