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AIとレジリエンスが交差する時代、Incident.ioが切り拓く新たなインシデント管理の未来

概要

テクノロジーの世界では「AI」が注目されていますが、より広い視点で見ると「レジリエンス(回復力)」が重要なキーワードです。
人々や組織、国々が経済的・地政学的・社会的・環境的な不測の事態にどれだけ備えているかが問われています。

この課題に対応するため、ロンドン拠点のスタートアップIncident.ioは、AIを活用したインシデント管理プラットフォームを提供しています。
同社は先日、6,200万ドルの資金調達を発表し、総調達額は9,600万ドル超、評価額は約4億ドルに達しました。

Incident.ioは元Monzoのメンバーが創業し、Slackを起点としたインシデント対応ツールから成長しました。
現在はMicrosoft Teamsや独自ダッシュボードもサポートし、NetflixやEtsyなど200人以上の組織を中心に顧客を3倍に拡大しています。

新機能として「On Call」をリリースし、PagerDutyと競合。さらにAIコパイロット機能を導入し、インシデント分析や対応の自動化を進めています。

Insight PartnersのThomas Krane氏は「Incident.ioはダウンタイム削減と生産性向上に貢献する製品を提供している」と評価。
AIがコードを書くだけでなく、システムを維持する時代に向け、インシデント対応を再定義しようとしています。

ポイント

  1. テクノロジー業界では「レジリエンス」が重要視され、予期せぬ事態への備えが求められている。
  2. Incident.ioはAIを活用したインシデント管理プラットフォームを提供し、$62Mの資金調達を実施。
  3. 同社は顧客基盤を拡大し、AI機能を強化することで、インシデント対応を革新している。

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