スパイアプリ3つがオフラインに、データ漏洩とセキュリティ脆弱性が原因

Contents

概要
ポイント
詳しい記事の内容はこちらから
- 参照元について

概要

今年初に発見された電話監視アプリの3つ、Cocospy、Spyic、Spyzieがオフラインになった。
これらは、ターゲットの個人データに無断でアクセスできるステルカーウェアで、メッセージや写真、通話履歴、位置情報などを盗み見できた。
アプリは端末のホーム画面に隠れ、被害者には気付かれにくく設計されていた。
セキュリティ研究者が指摘したところによると、これらのアプリは同じセキュリティの脆弱性を持ち、誰でも任意のデバイスの個人情報にアクセス可能だった。
また、登録時に提供されたメールアドレス3.2百万人分が漏洩し、データベースの規模も明らかになった。
この重大な脆弱性とデータ流出を受けて、これらのアプリは動作停止とウェブサイトの消失を確認され、クラウドストレージも削除された。
なぜ閉鎖されたのかの詳細は不明だが、多くの監視アプリはハッキングやデータ漏洩後に閉鎖・再ブランド化されるケースが多い。
これらのアプリは親監視や追跡を名目に販売されるが、実際は配偶者やパートナーの無断監視に悪用されることもあり、違法行為とされる。
法律やプラットフォームで禁止されているため、アプリストアや検索エンジン、クラウドサービスは監視用アプリの掲載や運用を排除している。
被害者は自身のスマホに監視アプリが残っていないか確認し、特定のコード入力で隠されたアプリを検出・削除できる方法も存在する。
被害者や支援を必要とする人は、国内の支援団体やホットラインを利用し、速やかに適切な対応を取ることが推奨される。