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フレーマーが2億ドル評価達成、ノーコードWeb制作の新時代

概要

Framerはマルチプルアクティブユーザー数が50万人を超えるノーコードウェブサイトビルダーであり、最近のシリーズDラウンドで1億ドルを調達し、評価額は20億ドルに達した。
この大型調達は、FigmaやSquarespace、Wixなどの競合だけでなく、CursorやLovableといった「ヴァイブコーディング」プラットフォームとの競争が激化する市場での成長を示す。
2023年のシリーズCでの資金調達額は2700万ドルで、当時の評価額は非公開だった。
CEOのKoen Bokは、今回の資金を使って企業向けの成長とAIへの投資を強化し、「全ての企業が自信を持ってウェブサイトを運営できるよう支援する」と述べている。
フレーマーは静的なランディングページではなく、迅速に更新可能な動的ウェブサイトを支援し、開発者の支援なしに容易に運営できる点が特徴だ。
最近では、分析機能やエンタープライズセキュリティも追加し、「企業の全ドットコム運営」を支援することを目指している。
オランダのアムステルダムで、かつてFacebookに売却したデザインスタジオの創業者が2011年に設立した同社は、「デザイナーに愛されるウェブサイトビルダー」としてブランドを築いている。
昨年末に導入したビジネスプランにより、企業ユーザーの比率が増加し、MiroやPerplexity、Scale AI、Y Combinatorの新創業者の40%などが顧客となっている。
これに伴い、同社の収益は増加し、今年は年間定期収益(ARR)50百万ドルに達し、来年には100百万ドル超を目指している。
さらに、ここ1年で損益分岐点を達成しており、今後も企業向けの事業拡大に注力していく方針だ。

ポイント

  1. Framerは月間利用者50万人超のノーコードWebサイト作成ツールで、評価額は20億ドルに達した。
  2. 動的WebサイトやAI、企業向け機能に注力し、企業のWeb運営を支援する方向性を強化している。
  3. 主にデザイナー向けに支持され、企業顧客や年間REC収益は着実に拡大している。

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