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スペースXがEchoStarから約1.7兆円分の無線周波数を取得し次世代「Direct to Cell」サービス強化へ

概要

SpaceXはEchoStarからAWS-4およびH-blockの無線スペクトラムとモバイル衛星サービスライセンスを買収することで合意しました。
取引額は現金85億ドルとSpaceX株式85億ドルで、現金のうち20億ドルはEchoStarの債務金利支払いに充てられます。
この取得により、SpaceXは世界中の携帯電話にブロードバンド速度のインターネットを提供する「Direct to Cell」サービスの展開が加速され、他社ネットワークへの依存度が減少します。
また、この新スペクトラムにより次世代衛星では「最適化された5Gプロトコル」の採用が可能となり、EchoStar傘下Boost Mobileの利用者もStarlinkのサービスが利用できるようになります。
EchoStarは当初計画していた自社のデバイス向け衛星コンステレーション事業を撤退し、カナダMDA Spaceとの13億ドルの衛星契約も同時にキャンセルしました。
本取引とAT&Tへのスペクトラム売却により、EchoStarはFCCの調査問題も解決できると表明しています。
SpaceXは新しいスペクトラムにより衛星の容量が初代の100倍以上に増強されると述べています。

ポイント

  1. SpaceXがEchoStarから50MHzの無線および衛星通信周波数を買収する契約を発表。
  2. 取引額は現金85億ドルとSpaceX株85億ドルで、Starlinkの「Direct to Cell」に活用。
  3. 新しい周波数で5G最適化とサービス拡大、EchoStarの自社計画は終了となる。

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