スマホをトイレで使う習慣が痔のリスクを46%増加させる理由

概要

スマートフォンをトイレで使用する行為が痔のリスクを高める可能性があることが、ボストンのベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの研究で明らかになった。
125人の大腸内視鏡検査患者を対象にした調査では、66％がトイレ中にスマホを使用し、平均で5分以上座る人が多かった。
年齢や性別、運動量などを調整しても、スマホ使用者は非使用者に比べて痔の発症リスクが46％高かったという。
特に男性に長時間座る傾向が見られ、ニュース閲覧（54.3％）やSNS利用（44.4％）が主な使用目的だった。
また、スマホ利用者は運動不足傾向にあり、便秘や姿勢の悪化による負担も指摘されている。
さらに、トイレ内でのスマホ使用は衛生面でも問題があり、便器の水しぶきや手指を介して細菌がスマホに付着しやすい。
研究者らは、トイレでのスマホ利用を控え、短時間で済ませることが健康維持につながると警告している。

ポイント

1. スマートフォンをトイレで使うと、座り時間が長くなり、痔のリスクが46％増加する。
2. 66％の被験者がトイレでスマートフォンを使用し、その多くが5分以上座る傾向がある。
3. スマートフォン使用者は運動不足が多く、より座りがちな生活習慣を示唆している。

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