MTAが手話通訳サービスを提供開始、QRコードでアクセス可能に

概要

ニューヨーク市の地下鉄を運営するMTA（メトロポリタン・トランジット・オーソリティ）は、聴覚障害者や観光客がトランジットスタッフとコミュニケーションを取るための新しい方法を導入します。利用者はQRコードをスキャンすることで、ライブの手話通訳者と接続できる「Convo」というプラットフォームにアクセスできます。このパイロットプログラムは、ニューヨーク市内の複数の場所で開始され、利用者は無料でサービスを利用できます。

このサービスは、MTAとニューヨーク市パートナーシップ基金が共同で設立した「Transit Tech Lab」の一環として導入されました。MTAのアクセシビリティ責任者、Quemuel Arroyo氏は、「ニューヨークは高い人口密度と観光客の多さから、このプログラムの理想的な場所です」と述べています。

Convoは、15年前に設立され、聴覚障害者がビデオ通話を通じてコミュニケーションを取るためのビデオリレーサービスとして始まりました。現在では、ASL（アメリカ手話）通訳者を24時間365日、オンデマンドで提供するアプリ「Convo Now」も展開しています。このアプリは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、南アフリカで利用可能です。サービスは、個々の利用者に毎月20分の無料通話時間を提供し、それを超えると従量制料金が適用されます。MTAとのパートナーシップにより、公共交通機関の利用者は追加料金を心配することなく手話通訳サービスを利用できます。

ポイント

1. ニューヨークのMTAがQRコードで手話通訳サービスを導入、聴覚障害者に利便性を提供
2. Convoのアプリは24時間365日利用可能、20分の無料通話を提供し、超過分は従量制
3. MTAとのパートナーシップで交通利用者は追加料金なしで手話通訳サービスを利用可能

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