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**AIを活用した画像診断でがん検出が早期化、豪スタートアップが1億1200万ドルを調達**

概要

ヘルスケア分野のスタートアップ、Harrison.aiは、AIを活用した医療診断ソフトウェアとサービスを提供し、CTスキャン、X線、および病理スライドの解析を行います。同社はシリーズCラウンドで1億1200万ドル(約179億円)の資金を調達し、米国、EMEA、アジア太平洋地域での国際的な展開を拡大します。Harrison.aiは、放射線診断に特化したAnnalise.aiと病理診断に特化したFranklin.aiの2つの製品を提供し、医療従事者が疾患をより正確かつ効率的に診断するのを支援します。

CEOのDr. Aengus Tran氏は、放射線科医や病理医の「第二の目」として機能することで、ワークフローの効率を向上させ、がんなどの重大な疾患の誤診リスクを減少させると述べています。同社は現在、15か国で運営しており、2025年には最初の前立腺生検製品を提供する予定です。

また、Harrison.aiのAI技術は、胸部X線で肺がんを従来よりも早期に発見し、最大32%のケースで16か月早く診断可能とする研究結果を発表しています。CT脳スキャン製品も競合他社を上回る130の所見を検出できるとされ、同社の技術力を示しています。昨年には、放射線画像に関する視覚的な質問に答えることができる放射線専用のビジョンランゲージモデル「Harrions.rad.1」を発表し、さらなるAI自動化の拡充を目指しています。

ポイント

  1. Harrison.aiはシリーズCラウンドで1億1200万ドルを調達し、国際展開を拡大
  2. Annalise.aiとFranklin.aiの2つの製品で診断精度と効率を向上
  3. 胸部X線やCT脳スキャンのAI技術が競合他社を上回る診断能力を持つ

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