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アメリカで急成長中の中国のショッピングアプリ、DHgateとTaobaoの人気の理由とは

概要

中国の電子商取引アプリDHgateが米国で無料iPhoneアプリの第2位に浮上したのに続き、淘宝(タオバオ)もトップ5入りを果たした。これは、トランプ政権下の米中関税の影響とともに、中国製品の実態を説明したTikTok動画が拡散したことが背景だ。動画では、多くの高級ブランド品が実際には中国で製造され、欧米のブランド国でラベル付けされて再販売されていると紹介されている。米国の消費者は、その内容に触発されてこれらのアプリで中国の直販商品を買う動きが広まり、SheinやTemuの価格高騰に対抗しようとしている。2023年4月のデータによると、淘宝のダウンロード数は約185,000に達し、先月同時期の30,000と比べて514%増加した。特に週末には、ダウンロード数が急増し、金曜日から土曜日にかけて5.7倍増えた。淘宝は4月15日にはiOSアプリのランキングでTop 5に入り、最終的には第2位の商業アプリとなった。これにより、AmazonやWalmartを抜き、今ではトップクラスの人気を誇る。一方、同じく中国のAlibaba.comもランキングで上昇中だ。これらの動きは、関税によるコスト増を考慮し、直接中国メーカーから購入してコスト削減と高級ブランドの模倣品やお得品を求める消費者の意図の表れと見られる。ただし、品質や信頼性には注意が必要であり、レビューや写真を慎重に確認することが推奨されている。

ポイント

  1. TikTokの動画をきっかけに、米国で中国製品の直接購入を求める動きが拡大。
  2. DHgateやTaobaoの米国ダウンロード数が急増し、特にTaobaoはトップ10入り。
  3. 消費者は関税を回避し価格を抑える狙い、ただし品質には注意が必要。

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参照元について

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