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Geminiが米国上場へ、大幅赤字と規制緩和が追い風

概要

ニューヨークを拠点とする暗号資産取引所兼カストディアン銀行のGemini Space Station Inc.が、次の公開市場進出を計画している。同社は2014年に設立され、NASDAQのGEMIシンボルで上場予定だ。Geminiは米ドル背景のステーブルコインや暗号報酬付きクレジットカードなど、多彩な商品・サービスを提供している。同社の最新のS-1提出書類によると、2024年の純損失は1億5850万ドルで、収益は142.2百万ドルだった。2025年前半には既に純損失が拡大し、6月末までの半年で純損282.5百万ドル、収益は67.9百万ドルにとどまる。同様に、暗号業界全体では規制緩和とデジタル通貨推進の動きにより、他の暗号企業も上場への関心を高めている。例えば、6月にはUSDCを発行するCircleが12億ドルのIPOを成功させ、株価は申請価格の168%超に急騰した。特に、Bullishも11億ドルの資金調達を果たし、IPO価格の37ドルからピークの118ドルまで値上がりした。これらの動きは、規制環境の改善と市場の成長を背景に、暗号関連企業が公的市場への参入を積極的に模索している現状を示している。

ポイント

  1. ニューヨーク拠点の暗号資産企業GeminiがNASDAQ上場を計画、財務状況は損失拡大傾向。
  2. 2024年に約1億5850万ドルの純損失、2025年前半も損失が増加し続けている。
  3. 暗号企業は規制緩和や市場環境改善を背景に株式公開を進めており、他社も成功事例多数。

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