インターネット

サイバーセキュリティ企業NetskopeがIPOへ、評価額65億ドルとVCの勝算と課題

概要

サイバーセキュリティ分野では、スタートアップの多くがIPOよりも買収される傾向が続いている。

近年では、SentinelOne(2021年上場)やRubrik(2023年上場)など一部の企業のみが株式公開を果たしている状況だ。

次週にはクラウドセキュリティプラットフォームNetskopeが新たに上場予定となり、同社の主要投資家Lightspeed Venture PartnersがRubrikと同様に初期から出資していることが明らかになっている。

IPO価格は1株15~17ドルに設定、想定評価額は最大65億ドルとなり、Lightspeedは約11億ドル分の持分を手にする見通し。

ほかの主要株主にはICONIQ Growth(19.2%)、Accel(約9%)などが名を連ねる。

NetskopeはSASE分野のクラウド企業で、ZscalerやPalo Alto Networksなどと競合しており、2021年にはICONIQ主導でシリーズH資金調達を実施、評価額は75億ドルに達していた。

しかし、黒字化には至らず、2024年上半期の売上は3億2850万ドル(前年比増)、純損失は1億6950万ドルまで縮小している。

上場時評価額が未上場時より低くなる動きは他社でも見られ、勢いを保つ企業と慎重な評価が分かれている。

ポイント

  1. サイバーセキュリティ分野のスタートアップは買収される傾向が強い。
  2. NetskopeはIPOで約65億ドル評価を目指し、主要投資家はLightspeedなど。
  3. 直近の売上は伸びているが、公開時評価は前回調達額を下回る見通し。

詳しい記事の内容はこちらから

参照元について