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エージェント業界に革命を起こす新スタートアップPaidの新しい料金体系

概要

Manny Medinaが創業したスタートアップPaidは、AIエージェント向けの成果報酬型課金モデルを提供する新興企業として注目を集めている。
同社はLightspeed主導の2,160万ドルのシードラウンドを完売し、3月の1,000万ユーロのプレシードと合わせて総額3,330万ドルを調達、評価額は1億ドル超とされる。
Paidはエージェント自体を提供するのではなく、エージェント開発者が顧客に提供する価値に応じて料金を請求できる仕組みを提供する。
これは従来のSaaSやクライアント/サーバー型ソフトウェアの無制限利用課金とは異なる、新たなAI時代の課金方式である。
Medinaは「エージェントが静かに動くだけでは報酬を得られず、追加作業分の課金インフラが必要」と説明する。
一方、月額制のクレジット課金は、AIが生み出す成果の多くが価値を持たない現状ではリスクがある。MITの調査によると、企業向けAIプロジェクトの95%は価値を生まず、実用化されるのはわずか5%である。
初期顧客にはArtisanやERPベンダーのIFSが含まれ、SaaS企業によるエージェント活用の事例も増えている。
投資家のLightspeedは、過去3年間でAIインフラやアプリケーション層企業に25億ドル以上を投資し、Paidの成果報酬型アプローチを独自のモデルと評価している。

ポイント

  1. Paidは、AIエージェントを利用した新しい課金方法「結果ベースの請求」を提供するスタートアップで、エージェント製作者が顧客に料金を請求する方法を提供。
  2. Paidは2025年において$33.3Mを調達し、評価額は$100M以上。今後、AIエージェントの市場で注目される存在に成長する可能性あり。
  3. PaidはAIエージェントの価値を示す方法として、エージェントが顧客に提供する追加作業を料金に反映させるインフラを提供している。

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