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概要
FrontierはGoogleやStripe、Shopifyなどが設立したカーボン除去のプラットフォームであり、今回はgeoengineeringスタートアップのPlanetaryから115,208メトリックトンのカーボン除去クレジットを31.2百万ドルで購買することを発表した。
これまでの取引は主に直接空気捕捉やバイオエネルギーといった手法に向けられていたが、今回の契約は海洋アルカリ性を高める方法として初めてのものだ。
この取引は1トンあたり約270ドルの価格だが、Planetaryは最終的に100ドル未満での除去を目指している。
海洋アルカリ性を向上させることで、年に10億トン以上の二酸化炭素を除去できる潜在能力がある。
長年、海洋は大気中の二酸化炭素を吸収し、気候変動の緩和に貢献してきたが、これが海の酸性化を進め、サンゴや貝類などに悪影響を与えている。
海のpHは産業革命以降8.2から8.1に低下し、これはlogスケールで考えると約30%酸性化が進んでいることを示す。
二酸化炭素は水と反応して炭酸を形成し、これが酸性化を促進している。
Planetaryはマグネシウム水酸化物を用いて海のアルカリ度を上げており、これは市販の胃薬と同じ成分だ。
同社は廃水処理施設や発電所にこの物質を投入し、既に海へ排出される水を対象に無理なくコストを抑えている。
現在、同社はノバスコシアとバージニアで2つのプロジェクトを展開している。
ポイント
- Frontierは海洋アルカリ性強化による炭素除去のため、Planetaryのクレジットを11.5万トン購入。
- この契約は同組織初の海洋アルカリ性強化を用いた取引で、コスト低減と規模拡大を目指す。
- Planetaryは排水や発電所で二酸化炭素吸収量を増やす技術を活用し、コストと環境負荷を抑制している。
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